コネヒト開発者ブログ

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スキルマップを使ったチームビルディング

こんにちは!エンジニアの富田です。先月末に開催したスキルマップを使ったチームビルディングがとても良かったので、内容を紹介したいと思います。

なぜやろうと思ったのか

前提として私が所属しているプロダクト開発チームは以下の構成です。

  • PdM 1名
  • デザイナー 2名
  • エンジニア 4名

ご覧の通り職能横断型のチーム構成になっており、チームとして4ヶ月ほどプロダクト開発を進めているのですが、お互いのことをあまり知らないなと感じることがありました。もちろん自己紹介をしたり、スクラムの朝会でちょっとした小話をしているのですが、なかなか自分の得意なこと、苦手なことを開示する機会がありませんでした。

自己開示することで、自分のことを知ってもらったり、周りのことをより知ることができるので、結果としてパフォーマンスやモチベーションが向上するのではないかと考えました。何かしらチームビルディングのワークをやりたいと考えていたものの、稼働時間の限られている業務委託メンバーも一定数いるため、「作業時間を奪ってしまうかもしれない?」という懸念からなかなか一歩踏み出せませんでした。

そんな困っていた中、弊社のデザイナーチームが「スキルマップは自己紹介、リモート前提の業務設計ですごく役立つよ」と話していて、これは簡単で面白そうだと思い、スキルマップの進め方及びテンプレートを教えてもらい、スキルマップを使ったワークを試す運びとなりました。

どんなことをやったのか

好き・嫌い、できること・できないこと、を軸にして、付箋を貼ってチームメンバーで共有するというものです。それぞれ発表した後、チームの他のメンバーが「得意そうだとと思っていること」「苦手そうだと思っていること」を付箋に書いていって、認知のずれを確認し合うワークです。

スキルマップのテンプレート

テンプレートは上記の通り Miro で作成しており、3つのステップに大別されます。

1.(事前準備)自分のスキルを黄色の付箋に書いて貼ってみよう

  • ハードスキルでもソフトスキルでもOK
    • ハードスキル:Swift、PHP、Photoshop・Notionを使ったタスク管理
    • ソフトスキル:ファシリテーション・コミュニケーション、誰とでも仲良くなれる

自分のスキルを付箋に記入して、好き・嫌い、できること・できないこと、を軸にマッピングします。 一見簡単そうに見えますが、自分のスキルと聞かれてパッと思いつく人は少ないのではないでしょうか。 実際、事前準備なしにワークをしたところ、悩んでいるメンバーも多く、付箋を書くのに15分ほどかかりました。 ですので、スキルに関しては事前に記入してもらうと、効率的にワークを進められるのでオススメです。

2.参加メンバーに自分のスキルを発表します

  • 1人5分程度で発表します。ポジティブな話題の方が共有しやすいため、右上の得意なところから時計回りに話していくと良いです
  • メンバーはチャットなどで感想を書いたり、質問をしてみましょう
  • また、周囲から見て得意そうなこと・苦手そうなことを付箋に書いていきます

マッピングした内容を各自共有します。周囲からのコメントは周りにどう思われているか知る良い機会ですので、ぜひ感想や質問、または周囲から見て得意そうなこと、苦手そうなことを付箋に記入してみてください。

3.周囲から見て得意そうなこと・苦手そうなことをマッピングします

  • 他のメンバーの認知と自分の認知の違いを見てみましょう
  • ギャップがある時はなぜそこにマッピングしたかを議論してみましょう

周囲から記入してもらった得意そうなこと、苦手そうなことをマッピングします。周りから見て得意そうなことが自分にとっては実は苦手だったまたはその逆も然り。マッピングすることで暗黙知のギャップを埋めることができます。

結果はどうだったのか

実際にスキルマップを使ってワークを試してみました!

実際に試したスキルマップの一部

メンバーのコメントをいくつか抜粋します。

  • デザイナーだけどフロントエンドの実装もしたい!
  • 周りからは取捨選択得意そうに見えていたけど、ちょっと苦手に感じていた
  • グラフィックデザインはできるんだけど、あんまり好きではない
  • ファシリテーションが苦手なんだけど、周りは得意だと思ってくれていた
  • コンテンツディレクションをしているけど、コンテンツ制作が若干苦手

結果として意外な発見も多く、認知のギャップを解消できました。今回のように職能が異なるメンバーが混在したメンバー編成時に試すと効果が高いと思います。

最後に

スキルマップを使って「得意そうだと思っていること」、「苦手そうだと思っていること」の認知のギャップを埋めるワークを紹介しました。

当初の「お互いのことをあまり知らない」という課題感に対して、一定の暗黙知を解消できたように思います。同じような課題感をお持ちでしたら、コストも低く、試しやすいワークになっていますのでお試しください。

直近ではドラッカー風エクササイズも試していますので、よろしければご覧ください。 tech.connehito.com

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