コネヒト開発者ブログ

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第1回 リーン開発の現場輪読会 技術課題についてワイワイ編

こんにちは。Androidエンジニアのkatsutomuです。 前回に引き続き、狩野英孝さんのマイクラ配信にハマっています。 #12の家の地下が怪しいぞ!の巻のスポナーのくだりには驚愕しました!

さて本日は、社内で実施している輪読会の様子を、紹介したいと思います。 リーン開発の現場を3回に分けて輪読会を実施していく予定です。

コネヒトでは輪読会をはじめとして、共に学び合うカルチャーがあるので、少しでも社内の雰囲気を感じて貰えば嬉しいです。

輪読会の進め方

今回はリーン開発の現場という本を輪読しています。アジャイルソフトウェア開発手法のひとつであるリーンソフトウェア開発手法を、スウェーデンの警察機関のシステム開発で事例をもとに解説した本で、カンバンシステムを中心に書かれています。

リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営 | Henrik Kniberg, 角谷 信太郎, 市谷 聡啓, 藤原 大 |本 | 通販 | Amazon

コネヒトでもGithub ProjectsやZenhubで、カンバンを活用して開発を進めているので、業務のヒントを見つけるべく、有志を募って輪読会の開催に至りました。

そこそこボリュームのある本なのでそれぞれが個別で読み、事前に付箋を書く方法ですすめています。初回は第1章から第8章までが対象として、「思ったこと」「あるある」「やってみたい」の3つの観点で事前に付箋を書いてくるようにしました。

参加メンバーのお声

最初に、参加メンバーから感想を紹介します。

ささしゅう

技術課題の話で盛り上がる場面があったが、自身が所属しているプラットフォームグループのミッションとしても知りたい内容だったのでよかった。また、技術課題とは別の内容に比重をおいて本書を読み解くメンバーもいて、色々な視点を養えてよかった。

ほみちゃん

YuyaAboの話を聞いて捉え方が変わった。技術課題を解決することで、事業にどのような影響があるかは考えられていなかったので、いいきっかけになった。

otukutun

編成が違うプロジェクトのチームの事例が色々知れたので、今後の引き出しになると思った。 今のチームにどれぐらい当てはめられるかは、状況も違うのでしっかりと考えたい。

YuyaAbo

ボトルネックが可視化される一つの物理看板がすごい良いと思って読んでいた。 技術課題もボトルネックを解消するための一つの要素として扱うなど新鮮だった。今後も楽しみ。

それぞれ、何かしら学びを得られたと思いますし、今後の期待についてのコメントもあり、嬉しい限りです。この感想だけで満足せず、開発フローの改善もトライしていきたいと思います。

輪読会でワイワイと話したこと

当日は上げられた付箋から、いくつか「特に話したいこと」をピックアップし、社内の課題と合わせて1時間程度ワイワイと話しました。

今回は「第8章 技術課題をさばく」の内容が多くふれられ、

  • 技術課題をどう可視化するか
  • チームや組織で、どう管理するか
  • そもそも、どのように技術課題は捉えているか

というようなことが主題になりました。

この本には、技術課題の取捨選択のエピソードとして、開発フローのボトルネックになっている課題や、管理不能なクラスのリファクタリングの必要性を示すために、クラス全体を紙にプリントアウトした長さを元に、技術課題として対処すべきことを決める様子が書かれています。

それらエピソードから、開発のリードタイムを下げるなど事業的な価値と関連づけることが重要なのではないかという話に落ち着きました。

記入された付箋の数々

せっかくなので、今回の輪読会で上がった付箋を紹介します。

第1章 プロジェクトについて

第2章 チーム編成

第3章 デイリーカクテルパーティに参加しよう

第4章 プロジェクトボード

第5章 看板ボードをスケールさせる

第6章 プロジェクトのゴールを追え!

第7章 準備OKを定義する

第8章 技術課題を捌く

個人的な推し付箋は以下の2つです。

それぞれ4章プロジェクトボードと、8章技術課題を捌くで上げられた付箋です。 この2つを推している理由は、、今回、筆者が輪読会を開催した理由の一つに、開発フローのブロッキング要素可視化や技術課題の扱い方の事例を学び、チーム改善の種にしたいというモチベーションがあり、それが叶ったと感じた為です。

最後に

今回は、開発フローの改善のきっかけとして輪読会を実施した様子をお伝えしました。 今後は輪読会をきっかけに、どんな変化が起きたかもお伝えする機会を作れればと考えています。まずは、第2部 9~ 16章の内容を輪読会する予定です!

カンバンの運用に課題感を感じている方がいたら、ぜひ一度お手に取っていただくと良いかと思います。

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