コネヒト開発者ブログ

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JapanContainerDays v18.12にスピーカーとして参加してきました

こんにちは。インフラエンジニアの永井(shnagai)です。

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今回は、12/4,5で行われたJapanContainerDays v18.12にスピーカーとして参加させていただいたので、 登壇内容の振り返りと2日間通じて参加した感想を簡単に書こうと思います。

この記事はコネヒト Advent Calendar 2018の7日目の記事です。

qiita.com

発表内容

コンテナを本番導入することでチーム開発がどう変わっていくかというテーマの元お話してきました。

このイベント自体は、今最も勢いのあるKubernetes関連のセッションが8割くらいを占めていた印象ですが、 オーケストレーションツールやその他エコシステム導入の一歩前でこれから本番でコンテナを使っていこうという段階の方々をターゲットに、 本番コンテナ化を後押しできればいいなというような気持ちで資料を作りました。

実際に会場でアンケートを取ったところ、本番導入していた方は2割くらいだったと思うので、一定の役割は果たせたかなと思います。 キーノート後の午後一発目の良い枠で他のセッションも面白そうなものが揃っていたので、会場に人がそこそこ入ってくれていて安心したのを覚えています。セッションを聞いてくださった方々ありがとうございました。

資料は下記で公開していますので、よろしければご覧ください。

その他の感想

今回2日間色々なセッションに参加させていただいたりイベントで出会った方との会話の中で、色々な刺激を受けたので雑に自分が感じた感想をまとめておきます。

  • Kubernetesがこんなに愛されているのは、周辺のエコシステムを含めた作り込みが出来る部分が大きいのかなと感じた。
  • ただ、やはりエコシステムを含めて全部理解して使いこなすのは難しいからKnative等の複雑さを抽象化してくれるツールが出てきている
  • Kubernetesはやはりコミュニティとして勢いがありみんな知りたい。でも実際に活用しているのは、まだ一部の優秀なエンジニアが揃った企業が多く、その使い方も1チームでやるというよりは基盤を作る側とサービス開発が別れていて、その中で自律的な開発を促してスピードを緩めないためのツールとしてk8sをうまく使っている様子。 キーノートのLINEさんの2000人の開発者が自由に開発するようなシステムを開発していて、そのバックエンドにk8sを使っているという話の規模に度肝を抜かれた。
  • コネヒトはコンテナオーケストレーションツールとしてAmazon ECSを使っていて、Kubernetesに切り替えたら圧倒的なメリット得られるかなみたいなことが想像出来てなくて、何人かコミュニティ界隈の方に聞いてみたがその答えは今の所はなさそう。
  • マルチクラウドやハイブリットクラウドだったり、開発環境から本番までだったりを全て同じ環境で動かすような話であればやはりKubernetes

知らなかった技術のことをキャッチアップ出来たり、他の会社の事例を知れたりでカンファレンス参加はとても刺激的でした。 色々と考えさせられる部分もあり楽しい2日間でした。運営の皆様ありがとうございました。

来年からは Cloud Native Days という名前に変わり、コンテナだけでなくCloudNativeなアプリケーションやその基盤を含めたもっと大きなイベントになるそうです。 今から開催が楽しみです。

コネヒトではコンテナ周りの基盤を整備したりサービス改善を行うエンジニアを募集しています。 少しでも興味もたれた方は、是非気軽にオフィスに遊びにきていただけるとうれしいです。

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明日は、 @kichikuchiによる記事です!お楽しみに!