コネヒト開発者ブログ

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読書会でチームの改善が捗った話

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本記事はコネヒト Advent Calendar 2018の14日目のエントリーです!

こんにちは!エンジニアの柳村です。

わたしの所属するチームではチームメンバー全員がスクラムマスターをできるようになろう!という目標でいろいろなことをやっています。その一環としてアジャイルコーチングという本の読書会を行っています。もともとは、単にスクラムやアジャイルのコーチングの知識をつけることが目的だったのですが、チームの開発プロセスの改善がどんどん進むという効果もあったのでそれについてご紹介します。

読書会の進め方

  • 事前準備
    • 各自が1章ずつ読み、その中で「学び」、「疑問」、「試したい」「うちのチームだとどうか」などといった視点で気になったことを付箋に書いてきます。
  • 読書会
    • 30分間
      • (2回目以降)前回のtryの確認
      • 全員の付箋をシェア
      • 疑問点について議論
      • tryすることを決める

付箋はこのように番号(章のどこの節か)書いておくと整理しやすかったです! f:id:yanamura:20181213002038p:plain:w300

ポイント

ポイントは、「tryすることを決める」ことと「前回のtryの確認」です。

本を読んで学びを得たり、疑問が解消するだけでも効果はあるとは思いますが、それを実行に移さないとせっかくの勉強もあまり意味がありません。読書会では最後に実行可能なtryをいくつか出すようにしています。「実行可能な」というところもポイントで、実行できるものでないと結局やらずに終わってしまい意味がありません。大きなtryが出た場合は小さくスライスするなどして対応しています。

また、tryを出してもやらずに忘れられてしまうということも起こります。それを防ぐために次の読書会の最初に前回のtryをやったかチェックする機会をつくっています。

結果

やってみた結果、例えばこのようなtryがあげられて実際にチームで実行しました。

try
5章:デイリースタンドアップ パーキングロットをつくろう
7章:前もって計画する バックアップボードの運用
8章:見える化する ブロッキングしてるタスクを見える化
13章:ふりかえり カラータイムライン、感情セイスモグラフを使う

やってみてうまくいったものもいかなかったものもありましたが、どちらにせよチームとしては学習することができましたし、これまでと比べて格段にチームボードやデイリースタンドアップ、振り返りなどの改善が進んだなと思っています。この読書会自体も最初からこのような形ではじまったわけではなく、改善を重ねてこうなりました。

もっと効率的だったり効果的なやり方もあると思いますので、おすすめの読書会の進め方があればぜひ教えてください!