コネヒト開発者ブログ

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Win Sessionで元気に目標を達成するチームづくり

こんにちは、コネヒトでエンジニアをやっているあぼ(aboy)です ԅ( ˘ω˘ԅ)

今回は私の所属するテクノロジー推進部というチームで実施しているWeekly Win Session(ウィンセッション)について紹介したいと思います。始めてから5ヶ月ほど経ち、チームのイベントとして定着しました。Win Sessionのひとつの事例として何かの参考になれば幸いです。

ちなみにWin Sessionとは以下のようなもので、OKRの文脈で出てくることが多いです。

週の終わりに今週はどんな結果だったのかを確認し、立て直し策を具体的に決めるまで行うことを主目的にミーティングを行います。これを、ウィンセッションと呼びます。ここで大切なことは、結果にかかわらず、各メンバーが高い目標に挑んだことを承認・賞賛することです。

奥田和広. 本気でゴールを達成したい人とチームのためのOKR (Japanese Edition) (p.143). Kindle 版.

一般的なWin Sessionの説明はさらっと引用での紹介にとどめ、さっそく私のチームの話に入ります。

なぜWin Sessionを始めたか

理由は大きくわけて2つあります。

  • チームが元気な状態で目標を達成できるようにする
    • コネヒトでは基本的に6ヶ月ごとに目標を立て、達成させるための作戦を考え、動いていくのですが、終わり間際に追い込み疲れている印象がありました。
    • なのでチームの作戦を立てる段階で「元気な状態で目標を達成する」というゴールイメージをつくりました。
    • 短いサイクルで体力と気力を回復しながら前に進んでいくための手段として、賞賛を行うWin Sessionは相性が良さそうに見えました。
  • 今週も頑張った!来週も頑張るぞ!って思える場を作りたい
    • 私のチームでは毎週の定例で目標の進捗共有や議論などを行っていて、どちらかというと課題発見や課題解決に重きが置かれていました。これまでを振り返りつつ先のことを考える重要な時間です。
    • そういった目標達成に向けたカッチリした共有や議論と、やっていることや業務連絡など非同期でも十分な共有、そのどちらでもない「やったことを称える時間」をつくることで、メリハリが生まれるのではないかと考えました。

どういうふうにやっているか

ルールというほどカタいものではないですが、やっていくうちにある程度型ができてきたので紹介します。やり方はつどつど見直しています。

  • 毎週金曜日の夕方に開催
    • 毎週開催することによって1週間のリズムが生まれること、またWin Sessionのような良い気持ちで終わるイベントで1週間を締めることで、1週間を労い、来週のパワーに繋がることを期待しています。
    • 開始当初は18:30開始としていましたが、そもそもコアタイム外であること、コロナ禍における家庭環境、Win Sessionがあるから早めに上がれないことは避けたい、など考慮して現在は17:00開始で定着しました。
    • お酒を飲みながら参加しても良い(ただし飲んだらその後仕事は禁止)というルールで始めましたが、まだお酒を飲む人は現れません。(そして私も飲んでない)
  • チーム日報を見返しながら1人ずつ発表
    • 私のチームでは、メンバー全員で同時編集する形で日報を書きながら日々仕事をしており、その日報を1週間分見返しながら、自分のWinを3~5分程度で発表していきます。
    • 自分の仕事を振り返り、自分はこんなことやったんだぞってアピールしみんなで称えます。
    • 1週間分のチーム日報をまとめて振り返るのが結構大変なので、最近は日々発見したWinを1つの場所(Notionを使っています)に溜めておき、それを見ながら進めるようなやり方にトライしています。
  • 他の人のWinも見つける
    • チーム日報の効果として、自分以外のチームメンバーの仕事が目に触れやすいというのがあります。専門分野が違うメンバーが集まり共通の目標を追う僕たちにとって、自分の専門分野ではない領域の仕事に興味を持ったりフォローしたりすることには価値があります。
    • ですので、その人自身はWinだと思っていないようなことを発見してあげることもあります。
  • 議論はしない
    • 議論をする場ではないため議論はしません。これと開催時間が明確なルールかもしれません。
  • 物理的に拍手 👏 する
    • Win Sessionは今まで全てオンラインで行っていますが、Winの発表が終わったら「お疲れ様でした」と共に物理的に拍手 👏 をするようにしています。これは自分や他人のWinを聞くと自然と拍手したくなったからしてる、以上の理由はないのですが、結構気持ちがいいです。そういえばリモートワークになってから、ビデオチャットに「88888888888」みたいに書き込むことはあっても物理的な拍手することってあんまりないな、と思っています。皆さんはどうですか...? ԅ( ˘ω˘ԅ)
  • 「良い週末を!」で締める
    • 金曜日の夕方に開催しているのでこうしています。締まりが良いですし、締め方に悩む必要もないので一石二鳥です。

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とある週のWin Sessionの様子(Notion)

どんな効果を実感しているか

5ヶ月ほど続けて、チームメンバーからは以下のようなフィードバックが集まっています。

  • 準備なしで参加できるのがGood(ゆるーい感じのコミュニケーションの場という感じ)
  • 1週間やったった!来週もやったるか!という感情が以前より湧くようになった
  • 週のしめくくりとしてちゃんと終わりを意識できるのが良い
  • 1週間の締めのイベントとして定着したのは間違いない感じ
  • ゆるいけれど「1週間の自チームからみたコネヒトの様子」が可視化されるようになった感じがある
  • 今週もお疲れさまでしたーと解散していくのはとてもよい!
  • 締めの今週もお疲れさまでしたでzoom越しで 👋 するの好き
  • みんなのwinを探す方式を取っているので、自然と他人の良かったところ(≒アウトプット)を探す癖?みたいなものがついたかも?(本当か?)
    • 今までよりチームメンバーへの興味度合いが上がっているのかもしれない(本当か?)

チームの1週間にメリハリをつけるイベントとして定着したといえます。

一方で、以下のようなフィードバックもあります。

  • 他薦もアリになってからは自薦のWinが減った感覚があり、自薦形式のほうが聞いていて好きかもしれない
  • Winまでいかなくても、強いて言うならこんなことやって個人的には小さなWinです、みたいなのが個々人フォーカスして聞けるのもいいよね

自分で自分のWinを発表するという形から、他人のWinを紹介する(「こんなことやっていたから称えたい」)ケースが増え、ここまではやり方の範疇ですがもっと言うとチーム外の人のWinが出てくることも増えました。この辺りは最初に決めた仕組みに固執せず柔軟にチームで考え決めていきたいところです。目的が変わると参加者の期待値も変わるのでそこは丁寧にいきたいところです。

それから、Win Sessionがメリハリをつけるようなイベントだからこそのお悩みもありました。

  • 業務が立て込んでいるとWin Session後にまたガッツリ仕事に戻るのが大変

あとは、お酒でも飲みながらワイワイやる会があってもいいかもしれません。

  • Win Session後すぐに上がってお酒を飲むとかもうちょっとやりたかった
    • たしかに初期コンセプトは飲みながらでもみたいなノリだったよね。やれてない

...で、結局チームの目標は達成できたのかというと、無事達成できそうです。これが一番嬉しいです。Win Sessionとの因果関係は分かりませんが、これはチームのためのイベントなので、「チームのためになっているか?」を常に考えこれからもチームで試行錯誤していきます。

おわりに

私のチームでのWin Session事例を紹介しました!この記事を書くにあたって初めてWin Sessionをやった直後の反応(Slack)を見返してみました。最初なので手探りでしたが、何となくいい感じだったな〜と思えました。Win Sessionが気になった方は、ぜひ一度試しみてください〜。

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初めてWin Sessionをやったときの反応(最初の頃は18:30開始でした)

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