こんにちは!コネヒト歴ちょうど2年になったWebエンジニアの古市(@takfjp)です。最近は岩盤浴にハマっています。サウナは熱すぎて苦手なのですが、岩盤浴だとほどよい高温でじんわり汗をかきながら全身を温められてリラックスできるので、これで季節の変わり目を乗り切れそうです。
第3回輪読会
今回は、社内有志で実施している「リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営」の輪読会の様子をお届けします!第3回となる今回は書籍の第2部である「テクニックを詳しく見る」にフォーカスし、やってみたいことや内容についての感想をワイワイ語り合いました。 これまでの様子は以下の記事をご覧ください。
第1回 リーン開発の現場輪読会 技術課題についてワイワイ編 - コネヒト開発者ブログ
第2回 リーン開発の現場輪読会 プロセス改善や WIP についてワイワイ編 - コネヒト開発者ブログ
第1部では主に、著者が携わったプロジェクトにおいてリーン開発の手法をどう実践したか・それによってどんな良い効果や学びをもたらしたかについて書かれていますが、第2部ではこれまで書籍内で触れられたリーン開発に役立つ手法・テクニックについてメインに扱われています。 今回も参加者が事前に第2部17章〜21章を読み、Miroの付箋を使って「思ったこと」「あるある」「やってみたい」という3つの分類で気づきや感想についてワイワイ話し合いました。また、自分が気になった付箋にスタンプやコメントでリアクションするようにもしました。
輪読会でワイワイと話したこと
今回も上記のボードから特に話したいことをピックアップしたり、各自が気になった付箋について深掘りしつつ語り合いました。 第2部は主に使用する各種テクニックや戦略についてフォーカスして書かれているため、それらについてどう取り組むか?という議論が進んでいきました。
ペアプロやテスト駆動開発は学習コストが高そう。それによって得られる効果を増やすには?
- テスト駆動開発は新機能ではなく、改修などで部分的に小さく始めていく。
- ペアプロはハードル低いけどTDDは習慣にしていかないと身につかないかも。
- 当たり前品質に高くコミットする人に誰かがなるか、外部から呼んでくる。
- TDDに強い人から「どうやって強くなっていったのか」なども聞きたい。
テスト自動化戦略について
- そもそもテストしづらい構成になっているパターンがあり、つらい。
- 長大なControllerなど、動いているがテストを書きづらいコードをうまく分割していくところに辛さがありそう。
- 機能やリポジトリ単位でテストを書きづらいコードが集中している。そこにみんなで力を合わせてテストを集中的に追加していくことで、その後の工程がスムーズになりそう。
プランニングポーカーの粒度について
- メンバー間で見積もる際、ポイントの粒度で±1pt(ストーリーポイント)の認識を全員で合わせるのは難しく時間がかかる。
- S、M、L程度の粒度であれば直感的に見積もることができそう。
- 技術者間で時間単位で見積もると、1時間程度の認識のずれが生まれることもあるが、S, M, Lの粒度で十分そう。
- 粒度に関わらず、プランニングポーカーを通して、タスクについての認識齟齬をなくしていくのは大事。
記入された付箋の数々
時間内で全てについて議論はできなかったものの、各章について以下のような意見・感想がそれぞれのメンバーから出たので紹介いたします。
第17章 アジャイルとリーンの概要
第18章 テスト自動化の戦略
第19章 プランニングポーカーによる見積もり
第20章 因果関係図
第21章 最後に伝えたいこと
最後に
本を実際に輪読する会は今回が最後でしたが、これまで話し合ったなかで良さそうだと感じた取り組みを組織内で実践してみて、どんな学びがあったか振り返る会が予定されています。次回はその振り返りの様子をブログでお届けいたします。 最後まで読んでいただきありがとうございました!